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8世代目のフォルクスワーゲン新型「ゴルフ」にポルトガルで試乗 - Car Watch

着実に進化するゴルフ

 さて、ようやく走り出そう。事前に注目していたeTSIは、減速時に回生したエネルギーを容量250Whのバッテリーに蓄え、その電力を48Vで動作するスタータージェネレーターに供給。800-1500rpmの回転域で最長10秒間、最大50Nmのトルクで加速アシストを行なうという。実際、確かに交差点などでの減速からの再加速などの際には効果を体感できるが、言われないと気付くかどうかは微妙。燃費も格段によいというほどではなく、せっかく電気モーターはじめ多くの機器を積んでいると考えれば、実利であれフィーリングであれ、もう少しメリットがあってもいいと感じた。

 その点、2.0 TDIは全域でトルク感が増しており、また吹け上がりも軽くなっていて好印象だった。まだまだディーゼルにだって可能性、あるのだ。

 リファインされたシャシーは、低転がり抵抗タイヤのせいか、試乗車はDCC付きだったにもかかわらず当たりの硬さが気になったが、高速域に至るまで安定感、安心感は抜群で、ステアリングレスポンスも徹頭徹尾リニア。何より速度が高まるほどに増していく骨太な感覚に、さすがゴルフと改めて感心させられた。

 現行モデルでも緻密な制御を誇るADASが、またも進化していたことにも唸らされた。特に、ACCと車線維持システムを連携させて210km/hまで加減速と操舵を支援する新採用となるトラベルアシストの、まったくギクシャクすることなく車線中央を維持しながらスムーズに高速巡航し続けるさまには、これならいよいよ実用になるなと確信させられた。

 結果としては、今回もまた非常に力の入ったモデルチェンジだったと言うことができるだろう。新型ゴルフは、実用車としての基本性能にしっかりと磨きをかけ、さらにこの先の時代を見越してデジタル化も世間の期待の半歩先を行くかたちで採り入れてきた。現時点では操作系など若干のやり過ぎ感もあるのだが、数年経って振り返ってみれば、やはりゴルフには先見の明があったということになるのかもしれない。

 日本導入は2020年後半以降の予定。今回試乗した1.5 eTSIと2.0 TDIというラインアップが有力だが、これだけ盛り沢山の内容が価格上昇に繋がりそうであれば、3気筒ターボの1.0 TSIあたりも設定を検討すべきかもしれない。

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January 16, 2020 at 12:07PM
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