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7代目「フォルクスワーゲン・ゴルフ」の最終進化形ホットモデル「GTI TCR」を山岳路で試す。 - webCG

純エンジン搭載ゴルフGTIの最終形

さらに、ワインディングロードへと連れ出して、アクセルペダルを深く踏み込んでみると、走りの本領がより分かりやすく味わえた。

加速時に駆動輪の荷重が抜けやすいFF車というハンディキャップを跳ねのけ、5.6秒という優れた0-100km/h加速タイムを実現させているように、まずはその動力性能が大きな見どころであるのは間違いない。

同時に、エンジンの回転フィールも滑らかだ。これならば現状6500rpmのレッドラインをあと500rpmは上方にずらしてもいいのではないかと思えるほどにシャープで軽やかな、特筆に値する吹け上がりである。

そんなエンジンが低回転域からも扱いやすいことは前述の通りだが、そのパワフルさが本格的に享受できるようになってくるのは2500rpm付近から。さらに4500rpmあたりに達すると、パワーのさく裂感がもう一段増しになる。まるで「もっと回せ!」と言っているようなフィーリングもこのモデルならではで、なるほどこれならば誰もがサーキットを走ってみたくなるに違いない。

同時に感心させられたのは路面を問わないトラクション能力の高さで、そこでは電子制御式の油圧デフロックの機能が効果的に働いている感覚が強かった。きつい上りのヘアピンコーナーの立ち上がりで、FFレイアウトとは思えない駆動力が得られたのは、まさにその恩恵である。走りのペースがどんどん高まってもゴルフらしい正確な舵の感覚が失われないのは、こうしたトラクション能力の高さにも要因があるはずだ。

冒頭で述べたように、すでにベースとなるゴルフの次期モデルが発表された段階になっての日本上陸には、いささかの戸惑いが感じられるのも事実。だが、それでもこれを“最終熟成形”と受け取るのであれば、内容的には十分納得のできる仕上がりであることもまた確かだ。

ある意味、7代目ゴルフの頂点に立つという位置づけのモデルであることを思えば、むしろ「今だからこそ買い」と言えるかもしれない。何となれば“純エンジンを搭載したゴルフ”のスポーツモデルとしても、これが最終形になるかもしれないからだ。

(文=河村康彦/写真=荒川正幸/編集=櫻井健一)

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February 13, 2020 at 04:01AM
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