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練習場の「つかんだ!」がすぐに消える理由【ゴルフ】(GOETHE) - Yahoo!ニュース

世界No.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベターの愛弟子・吉田洋一郎による、最新ゴルフレッスンコラム83回目。多くのアマチュアゴルファーを指導する吉田洋一郎コーチが、スコアも所作も洗練させるための技術と知識を伝授する。

自己流の経験を積み重ねても上達は遠い

ドイツ帝国の初代宰相オットー・フォン・ビスマルクが残した名言として、よく知られている「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」だが、実際の発言は少し違うという。本当は「愚者は自分の経験に学ぶと信じている。私はむしろ他人の経験に学ぶのを好む」といった内容のことを言ったそうだ。

それが年月を経て、「他人の経験」が「歴史」に置き換わってしまったようなのだが、言えるのは「自分の経験」だけで何かを学ぶのは非効率であるということではないだろうか。

これはゴルフにもいえることで、練習やラウンドの経験だけを頼りに上達しようとすることは非効率だ。欧米では、毎日ボールを打つことができるプロゴルファーでさえコーチをつけている。普段あまり練習することができないアマチュアは、自己流に固執すれば思うように上達することは難しいだろう。

練習中やラウンド中に何もかもがうまくいき、「つかんだ!」と感じたことがある人がいると思うが、それはおそらく感覚的なもので、たまたま「ハマった」ものである場合が多い。基本となるフォームや体の動かし方といった「原理原則」が見つかったわけではないため、次のラウンドでは「つかんだ」感覚が消えてどのように打てばいいのかわからなくなる。

パッティングでいえばタッチや距離感といった感覚は、経験により導き出された「帰納法」で身に付けることができる。しかし、フォームやストロークのメカニズムなどは決して自分の経験だけでは習得できない。「パッティングでは手首を動かさずに胸を支点に回転する」などといった人間が普段行わない不自然な動きを、自分の経験だけから導き出すことは難しい。感覚が「帰納法」なら、フォームや体の動かし方のメカニズムなどは一般的理論に基づく「演繹(えんえき)法」で学ぶしかない。

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March 14, 2020 at 08:30AM
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