
最短で6月19日の公式戦開幕を目指しているプロ野球が、67年ぶりとなるシーズン120試合制を検討していることが9日、分かった。新型コロナウイルスの影響による開幕延期で予定された143試合の実施を断念しており、リーグ内24回戦総当たりの120試合制を軸に調整している。公式戦が120試合まで縮小されれば、1953年のパ・リーグ以来67年ぶり。5月31日を期限とする緊急事態宣言の解除を前提に、全国のファンにプロ野球を届ける準備を進めている。
【報知シミュレーション】開幕以降全て火~日曜6連戦で消化した場合
ウイルスに翻弄されてきたシーズンの輪郭が、ようやく見えてきた。交流戦中止を決断した4月から想定してきた6月19日の開幕を起点に、シーズンの全体像が描かれた。緊急事態宣言の解除が条件ながら、11月までに公式戦120試合を実施する日程案が浮上した。
当初の予定は3月20日開幕の143試合制。最短でも3か月遅れの開幕となるが、手を尽くし、120試合実施の見通しが立ちつつある。日本シリーズは2週間遅らせ、11月21日に開幕。東京五輪の1年延期に伴い、公式戦休止期間(7月21日~8月13日)を撤廃して公式戦を組み込む。同一リーグ5球団との総当たりの24回戦制(通常は25回戦制)で、レギュラーシーズンは11月まで開催されるとみられる。
開幕から当面は無観客試合で行う。交流戦は05年の導入後初の中止。オールスター戦、クライマックスシリーズも中止となる可能性がある。公式戦が120試合まで縮小されれば、53年のパ・リーグ以来、実に67年ぶり。痛みを伴いながら、「野球を通して全国の皆さんに明るい話題を持ってもらいたいという思いが全球団で強い」(斉藤コミッショナー)と最善策を模索してきた。
野球協約は公式戦の本拠地試合について最低60試合と定めており、120試合の消化がかなえば、協約を見直すことなくシーズンが成立する。雨天中止や不測の事態に備えた予備日も一定程度、設定するとみられる。開幕に向けては練習試合も再設定される見通し。延期や練習の制限で調整に苦心してきた選手は、約1か月間でコンディションを整えることになる。
11日にはJリーグとの対策連絡会議と12球団代表者会議、12日には臨時オーナー会議が予定される。専門家の意見を踏まえた上で、今後も慎重に協議を進める。緩和傾向が続き、緊急事態宣言が解除されることが開幕の大前提。情勢は楽観を許さないが、一人ひとりの我慢によってプロ野球の足音は徐々に近づいてきている。
◆120試合は53年パが最後 1950年の2リーグ制以降、シーズン試合数が、1チーム120試合以下だったのは、53年に7球団(南海、阪急、大映、西鉄、毎日、東急、近鉄)で各120試合行われたパ・リーグが最後。この年のパは、3月21日に開幕し、10月11日に閉幕した。ほかに、120試合以下のシーズンは、50年パ、51年セ、パ、52年セ(いずれも7球団)で開催。54年のパ・リーグは8球団となり、140試合で行われた。
報知新聞社
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