日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は11日、今年と来年を統合した「20-21年シーズン」に関するレギュラー、ステップアップ両ツアー規定を発表した。

レギュラーツアーでは、同シーズンでは従来の賞金シード(賞金ランク50位まで)に加え、出場試合数などの要素を数値化したメルセデスポイントランキングに基づくシード(同ランク50位まで)を初めて運用する。

同シーズンでは、QTランクによる出場選手は「今年の試合+来年の試合」が21試合を消化した時点で出場優先順位がリランキングされる。賞金シード選手は「今年の試合+来年の試合」が34試合を消化した時点で同シードがなくなり、QTランクによる出場選手も含め、その時点の賞金ランクで残り試合の出場優先順位を決める。

政府による海外からの入国制限措置が続く中、韓国勢など海外選手は当面、物理的に出場不可能な状況が続き、シード取得などの争いで最大の懸案となる。

JLPGAは当初、公傷などに適用される「特別保障制度」などを救済措置に充てる方針だったが、統合シーズンでは同制度適用が困難なため、再検討に入っている。