【ニューヨーク=共同】米大リーグ機構（MLB）は、新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が延期となっている今季の開催案として選手会に対し、7月前半から76試合を実施して試合数に比例した年俸の半額を保証する案を提案した。AP通信が8日、報じた。収入源のプレーオフ（PO）が完了すれば、年俸は比例分の75%まで増額になる。POの出場チームを従来の計10から各リーグ8ずつの計16に増やすことで、追加分を確保する。
MLBは7月10日前後の開幕、9月27日までのレギュラーシーズン終了を目指しており、76試合制の成立には今月10日までに両者が合意する必要があるとしている。選手会は単純に試合数に比例した年俸で、3月下旬にMLBと合意したとの立場を崩していない。
MLBは5月26日に82試合制、年俸は高額選手ほど減額率が上がる6段階の基準を設定した上で試合数に比例した削減を提案した。選手会は114試合制、単純に試合数に比例した年俸で対案を示し、約3割の減額にとどめようとしたが、却下された。
スポーツ専門局ESPN（電子版）によると、今回の案が受け入れられなければ、MLBは48試合制への短縮も辞さないという。
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June 09, 2020 at 08:15AM
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MLBが76試合制提案 選手への保証、試合数比例の半額 - 日本経済新聞
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