長かった中断期間が明けました。新型コロナウイルスの感染は収束したわけではありません。関係者の努力で4日、132日ぶりにJ1が再開しました。
等々力競技場にファン、サポーターの姿はなし。無観客試合(リモートマッチ)のスタンドには、席を購入したサポーターの顔写真がデザインされた水色の桶(おけ)が並びました。「桶(オーケ)ストラシート」です。この試合のために作られた36メートル×3・2メートルの『次はフロンターレから勇気と笑顔』の横断幕も。
JR武蔵小杉駅から等々力周辺のクラブ応援店舗にはフロンターレフラッグがはためきます。Jリーグ調査では、クラブの地域貢献度は10年連続で1位。地域と築いてきた絆がそこかしこにありました。
「いろいろな方のおかげで再開できたことに感謝しています」(鬼木達監督)との気持ちはだれもが一緒。監督は「とにかくサッカーを楽しもう」と選手に伝えました。鹿島との戦いは、その言葉通りにプレーできる喜びに満ちていたようでした。
前半2分、左CKを短くつなぎ、FW家長昭博がしっかりとコントロールした柔らかなクロスを上げ、攻めあがっていた新主将、DF谷口彰悟が右足で押し込んで先制。「公式戦はやはり独特の雰囲気。緊張感のある試合をするのはサッカー選手にとってすごく貴重な時間ですし、その試合に勝ててうれしい」と声が弾みます。
同30分には、家長の相手DFラインの裏を突く絶妙なロングパスからFW長谷川竜也が2点目を決め、鹿島の反撃を1点にとどめて勝利を手にしました。
白星を呼び込んだ2アシストの家長は、この試合でJ1通算300試合出場を達成。「記念の試合が無観客。いろんなことを思った。300を積み重ねたこともそうだし、記念の試合をこういう状況でやるというのも記憶に残る」と34歳はいつもながらに冷静に。
主力のMF中村憲剛、FW小林悠が万全ではなくベンチ入りもできなかった試合を、引き締め、リードしたベテランを監督はこう評します。
「相手にとって脅威。グラウンドで結果を出す姿もすばらしいが、一番は日々のトレーニングにおいて背中で見せる姿勢をすごく信頼している。そういうところが記念の試合で結果につながる。日々の努力だと思います」
背中でチームを引っ張る…、かっこいい! (スポーツライター)
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July 07, 2020 at 05:20AM
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<財徳健治のマンスリーフロンターレ>再開初戦、白星発進 300試合出場の家長引っ張る - 東京新聞
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