ゴルフジャーナリスト・舩越 園子
未曽有のコロナ禍は、世界のゴルフ界にも、多大な影響を及ぼしている。米女子ツアーは2月後半から、米男子ツアーは3月半ばから休止状態。選手もキャディーも、すっかり姿を消している。 とはいえ、屋外で密集しない状態でプレーするゴルフそのものは、「感染リスクが低い」というリポートが、米国の医療専門家から出されたおかげで、パンデミック(世界的流行)下でも、プレー可能な数少ないスポーツの一つと見なされたことは、ゴルフにとって大きな幸運だった。 しかし、都市封鎖を行った米国では、ゴルフを一時的に禁止した州が幾つもあり、そうした州のゴルファーが、プレー可能な州外へ移動して、こっそりラウンドしたことが激しく批判されたり、果ては逮捕劇まで起こったりした。 日本でも、緊急事態宣言の下、都道府県をまたいでゴルフに行った人々や、密集状態でゴルフ練習していた人々を監視したり、批判したりという動きが見られた。
◆580万人が視聴
そうした殺伐とした空気を緩和し、医療従事者や困窮している人々を支援するため、米ゴルフ界は5月に、大掛かりなチャリティーマッチを2週連続で開催した。 17日に行われた「テーラーメイド・ドライビング・リリーフ」は、世界ナンバー1のロリー・マキロイ(英国)と飛ばし屋ダスティン・ジョンソン(米国)がペアを組み、リッキー・ファウラー&マシュー・ウルフという米国の若手ペアと対戦。 人気選手たちのゴルフを見るのは久しぶりとあって、大勢のファンがテレビ中継にくぎ付けになった。 4人の選手全員が短パン姿。感染防止上、キャディーを付けず、全員が軽量バッグを担ぎ、歩いて回った。一流選手たちのこうしたセルフプレーは極めて珍しく、ゴルフの原点に立ち戻ったようで、とても新鮮に感じられた。 その翌週に開催された「ザ・マッチ・チャンピオンズ・フォー・チャリティ」は、ゴルフ界とNFL(米ナショナル・フットボールリーグ)界のスターの供宴だった。 タイガー・ウッズとペイトン・マニング、フィル・ミケルソンとトム・ブレイディがペアで戦った、このマッチの視聴者数は、580万人を記録したという。 どちらも大勢が堪能し、チャリティーマッチとしては大成功だったのだが、とりわけ後者の視聴率が大きく伸びた最大の理由は、選手の胸元に小さなピンマイクを着けたことだった。 「ザ・マッチ」では、4人の選手が1人ずつ、乗用カートに乗って自ら運転。その時、スーパースターたちが何を思い、何をささやくのかが、全てマイクを通して視聴者に明かされ、それが何よりの見どころになった。 冗談めかした言葉を相棒のマニングに掛け続けたウッズには、余裕があふれていた。いつになく緊張していたミケルソンが、終盤に向かって冗舌になっていく変化は、なんとも面白かった。
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July 05, 2020 at 07:02AM
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