全米オープンの出場資格や開催コース
ゴルフの4大メジャー選手権のひとつでもある全米オープンは、アメリカのゴルフ競技団体の全米ゴルフ協会主催で毎年6月に開催されている。全英オープンに次いで歴史ある大会で賞金総額が世界最高とされており、ゴルファーにとっては憧れのトーナメントだ。
全米オープンはプロ選手だけに限らずアマチュアにもチャンスがあり、各国の予選を通過すれば誰でも出場資格を得られる。アマチュアは前年までの大会成績で出場資格を得る方法もあるため、本選出場者の半数はアマチュアで占められているのだ。
その資格は、全米アマチュアゴルフ選手権の優勝者と準優勝者、全英アマチュアゴルフ選手権の優勝者、アマチュアゴルファーの世界ランキング1位となるマーク・H・マコーマックメダルの受賞者、前年全米オープンにおける上位10位までの入賞者など、様々な条件があり、幅広く設定されている。
そのため、全米オープンは、若年の選手がプロへ移行する前に経験を積む場であるとともに、プロアマ問わず、世界の強者が結集する真のゴルフトーナメントとなっているのだ。
難易度が高い全米オープンのコースは、オーバーパーにさせるための仕掛けが数多く施されている。セッティングの特徴は、細く狭いフェアウェイと深いラフ。わずかなミスもオーバーパーへと繋がるため、バーディーを狙う以前に、パーを確実に拾うことが要求される。
世界の強豪選手も頭を悩ますこの難関コース。全米オープンでは、バーディーを取り合う派手なプレーより地道なイーブンパーでの優勝を推奨していることがうかがえる。
過去に優勝した名プレーヤー
創設以来、5人のアマチュア選手がタイトルを獲得している。中でもとりわけ有名なのがボビー・ジョーンズだ。アマチュアながら全米オープンで4度も優勝を果たし「球聖」とも呼ばれた強者。紳士的なフェアプレーが、人々の胸に深く印象付けられている。
1925年の第29回大会で話題になった1打罰(クラブに触れた草がボールを動かしたため)の自己申告は、彼の公明正大さが知られる出来事となった。現在でも、この行動はゴルファーの鏡として多くの選手が手本にしており、ゴルフの基本精神を確認できるエピソードとして語り継がれている。
28歳で引退したボビー・ジョーンズは故郷であるアメリカ合衆国ジョージア州に、オーガスタ・ナショナル・ ゴルフクラブをつくり、マスターズを創設。ゴルフ選手としてだけではなく、世界のゴルフ界に大きな足跡を残した伝説のプレーヤーなのだ。
現役プレーヤーにとって、全米オープンで4回もの優勝記録を持っているウィリー・アンダーソン、ベン・ホーガン、ジャック・ニクラスの3人のプロ選手は目標にすべき存在。特にジャック・ニクラスは、全米オープン4勝、マスターズ6勝、全英オープン3勝、全米プロゴルフ選手権5勝と通算18勝の圧倒的な強さを誇り、世界の帝王としてゴルファーの目指すところとなっている。
全米オープン優勝者のメダルが「ジャック・ニクラス・メダル」と呼ばれるのも、彼の偉大さが広く認識されていることの表れだろう。
世界に名を轟かせた日本人選手たち
2000年以前での全米オープン日本人出場者の最高位は、1980年に準優勝した青木功だ。この年の優勝者である帝王ジャック・ニクラスと繰り広げた4日間の死闘は、全米オープン史上に残る名勝負として語り継がれている。この年は、尾崎将司と中島常幸もベストテン入りを果たし、日本人のゴルファーが世界に認識されるきっかけにもなった。
記憶に新しいのは、2017年に2位タイだった松山英樹だろう。前年の2016年米ツアー「WGC HSBCチャンピオンズ」では、日本人初の優勝も果たしている。現在、日本人ゴルファーとして最も期待されている松山英樹。全米オープンを制覇する日も遠くないのかもしれない。
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April 16, 2020 at 04:32AM
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