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【なるべく週刊エモト】試合減で首位打者と最優秀防御率の扱い微妙 - サンケイスポーツ

 本紙専属評論家の江本孟紀氏(72)が、プロ野球のタイトルの扱い方について問題提起。今季の開幕延期により、公式戦の試合数が減れば減るほど、一考の余地があるという。さて、それは?(構成・内井義隆)

 --タイトル、ですか

 「エモトはずっと、プロ野球である以上、記録を重視せよ、と主張してきた。その観点から言わせてもらうよ」

 --お願いします

 「首位打者と最優秀防御率。この2つを、歴代のタイトルと同列に扱うかどうかには、クリアすべきハードルが出てくると思うんだ」

 --どういうことでしょうか

 「開幕日が未定で、延期されればされるほど、公式戦の試合数も未知数になる。あまりにも試合数が減った場合、過去の記録の基準とかけ離れてこないか? 同列に扱うのはいかがなものか? そう考えるわけだ」

 --そもそも、規定打席数(公式戦の試合数×3・1)と、規定投球回数(公式戦の試合数×1・0)をクリアしないと、取れないタイトルです

 「チョチョっと出場して、パパっと働く程度ではダメ。1シーズン、活躍し続けた選手だけに与えられる勲章だ。その記録には、重みがある」

 --わかります

 「したがって、歴代のタイトルホルダーと比較しても遜色のない、土台となる数字もまた、必要になるんじゃないかな。そこで、だ」

 --はい

 「この2つのタイトルの、過去最少の打席数と投球回数を調べて、それをクリアしたら、歴代のタイトルと同列にカウントする。そうでない場合は残念ながら、選手にはかわいそうだけど、参考記録扱いにする」

 --特例で新たな規定を、ということですね

 「だからこそ、より多くの試合数を確保してもらいたい。どんなに出場しても、その“特例規定”には満たない…。そういう事態だけは、避けてもらいたい」

 --そのためには、やはり

 「先週も言った通り、プロ野球はいち早く、開幕日を決めることだよ。遅れれば遅れるほど、いろいろな問題が出てくる。選手だけでなく、関係者もファンもみな、待っているんだ」

データBOX

 〔1〕130試合以上が行われたシーズンで、最も少ない打席数で首位打者となったのは、1975年の太平洋・白仁天(403打席、打率・319)、81年の阪神・藤田平(同、・358)、91年のロッテ・平井光親(同、・314)。それぞれチーム130試合で、規定打席ちょうどだった。 〔2〕同じく、最少投球回数で最優秀防御率を獲得したのは、81年の日本ハム・岡部憲章、92年の近鉄・赤堀元之、94年の西武・新谷博。それぞれ規定投球回数ちょうどの130回を投げ、岡部は2・70、赤堀は1・80、新谷は2・91だった。

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May 12, 2020 at 06:00AM
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