米大リーグ機構(MLB)の選手会が22日(日本時間23日)、役員会を開き、MLBから提案されていた60試合制のシーズン開催案を拒否した。複数の米メディアがツイッターで伝えた。

選手会の役員8名と各球団の代表者を含めて38人の選手で協議を行い、投票で意見を収集。米メディアによれば、反対33票で否決となった。

MLBと選手会は今シーズンの開催について、試合数や報酬面での対立が続いていた。17日にMLB側が4度目の提案として60試合の開催で日割りの全額を支払う報酬案を選手会に提出。翌18日には選手会から70試合開催の対案が出された。これに対してMLBは、60試合以上は行わないとの旨を通達した。

選手会が否決したことで、今後はMLBのマンフレッド・コミッショナーの権限により、50~60試合前後でシーズンが強行開催される可能性が高まった。