＜国内男子ゴルフ＞間もなく再開初戦。石川遼が所信表明 - スポーツナビ - スポーツナビ

ジャパンゴルフツアー選手会がこのほど各SNS上に、1本の動画を公開した。

選手みんなでアイディアを出しあい企画・製作したビデオレターである。

男子ゴルフは次週9月3ー6日の「フジサンケイクラシック（山梨県・富士桜カントリー倶楽部）」で約8カ月ぶりに、ようやく今季の2戦目を迎えられることになったが、無観客での開催だ。

会場で、直接ファンのみなさんと触れ合えない分、選手会の理事会メンバーを中心に、みんなで声を揃えたありったけの思いが約1分半の動画に込められている。

今年から、選手会で新たに設置された「PR」と「ファンプロジェクト」の担当リーダーを兼任する選手会副会長の石川遼が27日、オンラインによる会見を開いて「来週のフジサンケイクラシックを皮切りに、ここからしっかりと、みんなで動き出せるように。まずは、開催前に選手たちからファンのみなさまへのメッセージ動画を作りました」と、説明。

ファンに宛てた1本のビデオレターはコロナ禍で、ようやく最初の一歩を踏み出す男子ゴルフの決意表明でもある。

石川が、兼任する「ファンプロジェクト」は当初は3年前に、男子ツアーを主管する一般社団法人日本ゴルフツアー機構（JGTO)が人気向上を目指して始めた事業だった。

それを、選手会が引き継いだかっこうだが石川は、「思いも、方向性も変わりません。JGTOにも協力、アドバイスをもらいながらこれからは、選手が主体となって、ファンのみなさまと楽しめるプロジェクトを進めていければ。自分たちの考えが、プロジェクトに反映されればより選手のやる気にも直結します」と、経緯を語った。

そして「選手のみなさんにも背中を押してもらいまして、僕が責任をもって、プロジェクトリーダーとして、やっていくことになりました」と、改めて所信表明した。

「いかにファンのみなさまに楽しんでいただけるか。一つ一つの大会を、いかに盛り上げて、自分たちがPRに協力できるかを考えている。ファンのみなさまと、直接的にお会いできる機会が減ってしまった今、よりプロジェクトの重要性を感じています」と、リーダーとしての責務と使命を述べた。

当面は、SNSを駆使して各大会や選手会のプロモーション動画の配信を続けながら、今後の展開として、ジュニアゴルファーやファンVSプロの対戦番組や、他競技のアスリートと互いの競技を体験しあう企画など、選手会ではさまざまな構想が持ち上がっているという。

「選手のみなさんからの『こういうのやったら楽しいんじゃない』っていう意見が、今はすごく増えました。そうやって、全員参加型でやることが大事で、選手のみなさんの思いを実現していくことに、責任感を感じている」と、石川は言う。

「ファンの人たちが、どう思っているのかにフォーカスを当てていくことも、自分たちの仕事の一部。ファンのみなさんと、いかにコロナを乗り越えていって、乗り越えた先に、今まで以上に盛り上がるトーナメント会場を作っていくかだと思っています」。
コロナ禍での”初戦”を前に、初代のファンプロジェクトリーダーが、活動方針を鮮明に打ち出した。

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August 27, 2020 at 09:05PM
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