2019年12月06日13時12分
神奈川県大井町の東名高速道路で2017年、「あおり運転」で停止させられた車にトラックが追突、一家4人が死傷した事故で自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)罪などに問われた石橋和歩被告(27)の控訴審判決が6日、東京高裁であった。朝山芳史裁判長は懲役18年とした一審横浜地裁の裁判員裁判の判決を破棄、審理を同地裁に差し戻した。高裁は一審同様、同罪の成立は認めたが、地裁の訴訟手続きに問題があったと判断した。
「因果関係否定あり得る」 東名あおり、裁判やり直しで―弁護人
朝山裁判長は、一家の車の直前での「停車」について、一審と同じく、同法が禁止する「重大な危険を生じさせる速度での運転」には該当しないと判断。一方、一家の車は違法なあおり運転で停止を余儀なくされたなどとして、あおり運転と追突事故の因果関係を認めた地裁の判断も是認し、同罪の成立を認めた。
高裁が問題視したのは、地裁が初公判前に争点を絞り込む公判前整理手続きで、「暫定的だが、本件で危険運転致死傷罪の成立は認められない」と表明したのに、見解の変更を告げないまま裁判員裁判で同罪で有罪とした点。朝山裁判長は「被告の手続き保障を十分確保しなかった違法がある。同罪が成立し得る前提で、改めて裁判員で審理をすべきだ」と結論付けた。
一審判決では、17年6月5日夜、萩山嘉久さん=当時(45)=に駐車方法を非難されて憤慨した石橋被告は、萩山さん一家の車を時速約100キロで追い抜き、車線変更して進路をふさぐ運転を4回繰り返して追い越し車線上に停止させた上、萩山さんを暴行。約2分後に発生した大型トラックの追突で、萩山さんと妻友香さん=同(39)=を死亡、娘2人にけがをさせたとされた。
2019-12-06 04:12:00Z
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