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本当は162試合のはずなのになぜ…? シーズン「163試合」以上に出場した選手たち(THE DIGEST) - Yahoo!ニュース

 2020年のMLBは開幕を迎えられたとしても、試合数が大幅に縮小される。現状、オーナー側の提案では76試合、選手会側は89試合で、どちらになるにしても例年の約半分でしかない。 【動画】松井がヤンキー・スタジアムでのデビュー戦で放った衝撃の満塁弾!  一方、球史を紐解くと、今シーズンとは対照的に162試合どころか163試合以上に出場した選手もいる。その人数は、1962年に出場165試合のモーリー・ウイルスを筆頭に、延べ33人に上る。  そうなった理由は、大きく分けて3つある。中でも最も多いのが引き分けによるもの。2003年にニューヨーク・ヤンキースで163試合に出場した松井秀喜もその一人だ。    この年のヤンキースは、101勝61敗で地区優勝を果たした。勝ち試合と負け試合の合計は162試合だ。けれども、その他に1試合、引き分けが存在する。9月18日に敵地で行われたボルティモア・オリオールズ戦は、ハリケーン“イザベル”の接近に伴う風雨により、6回表を迎える前――この回の先頭打者は松井だった――に打ち切られた。  5回裏を終えて試合は成立したものの、スコアは1対1の同点。出場した選手の成績には1試合としてカウントされる一方、勝敗がついていないので両チームの試合数には含まれない。この1試合分を補って162試合とするため、ヤンキースとオリオールズは9月26日にダブルヘッダーを行った。ちなみに、松井の出場163試合は1年目の選手としてはメジャー最多記録だ。また、新人以外を含めたヤンキースのシーズン記録でもある。  

 引き分けの次に多いのは、チームが162試合を終えて他チームと首位に並び、タイブレイク・ゲームへ進んだケースだ。この試合はワンゲーム・プレーオフとも呼ばれるが、レギュラーシーズンにカウントされる。1962年のナ・リーグではロサンゼルス・ドジャースとサンフランシスコ・ジャイアンツが101勝61敗で並び、2戦先勝の3ゲーム・プレーオフが行われた。これにより、ドジャースにいたウイルスの出場試合は165試合となった。    残る一つは、移籍が理由だ。1976年に出場163試合のウィリー・モンタニエスは、6月にジャイアンツからアトランタ・ブレーブスへ移った。その時点でブレーブスが終えた試合数はジャイアンツよりも少なく、モンタニエスは移籍したことで「在籍チームの残り試合」が増加。ジャイアンツで60試合、ブレーブスで103試合に出場した。これは非常に珍しく、モンタネスの他には出場164試合のフランク・タベラス(1979年)と163試合のトッド・ジール(1996年)しかいない。 文●宇根夏樹 【著者プロフィール】 うね・なつき/1968年生まれ。三重県出身。『スラッガー』元編集長。現在はフリーライターとして『スラッガー』やYahoo! 個人ニュースなどに寄稿。著書に『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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June 12, 2020 at 09:31AM
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