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東大、74年前は2位 1試合総当たり制に勝機―東京六大学野球 - 時事通信ニュース

2020年07月28日05時49分

1946年の東京六大学野球春季リーグ戦で2位になった東大野球部(東大野球部提供)

1946年の東京六大学野球春季リーグ戦で2位になった東大野球部(東大野球部提供)

 東京六大学野球リーグの東大は終戦直後の74年前、優勝まであと一歩と迫る2位になったことがある。加盟校の中で唯一優勝経験がなく、これが史上最高順位。新型コロナウイルスの影響で今春のリーグ戦は夏に延期され、8月10日から1試合総当たり制で実施される。これは東大が2位になった時と同じ方式だ。
 1946年春。戦時に文部省から解散を命じられた六大学リーグが再結成された。財政難、食糧難を考慮し、試合数を縮小しての開催。学制改革が施される前で、東大の呼称は「帝大」だった。
 46年春の東大は、初戦で明大に12―5で大勝すると、その後はエース山崎諭の好投で早大に1―0、立大に八回降雨コールドで2―1、法大には延長十二回で2―1と接戦続きで4連勝。「東京大学野球部90年史」によると、山崎が体をひねって投げる「トルネード」のようなフォームから、直球にカーブを織り交ぜて好投したという。勝てば優勝となる一戦は、後に野球殿堂入りした別当薫を擁する慶大が相手。0―1で惜敗し、あと少しのところで初優勝を逃すも2位に食い込んだ。短期決戦が波乱を呼んだシーズンだった。
 今年から東大の指揮を執る井手峻監督(76)は63年に入部した在学時代、2位の逸話を聞かされている。現役時代に練習していると、先輩たちが顔を出した。「俺たちは2位だったんだぞ、とよく自慢された。うらやましいなと思っていた」と笑って振り返る。
 東大はリーグ戦42連敗中。17年秋以来勝てていないが、今季のチームを井手監督は「山崎さんみたいな大投手はいないけれど、投手陣に期待している」。3月のオープン戦では2、3年生投手の台頭が目立ち、手応えは感じた。「まずは1勝。続いて貪欲に次の勝ちを取りにいく」。異例の1試合総当たり制であわよくば上位を狙う。

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