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足柄と舞岡、1試合のみ交流試合 高校野球独自大会 - 東京新聞

 高校野球の県独自大会で、優勝を目指すトーナメントとは別に、1試合だけ参加する足柄と舞岡による交流試合が四日、大和スタジアム(大和市)であり、舞岡が8−7で競り勝ち、両校の短い夏が終わった。

◆舞岡、足柄に競り勝つ

舞岡−足柄 8回表2死三塁、適時打を放つ舞岡の目次選手=いずれも大和スタジアムで

舞岡−足柄 8回表2死三塁、適時打を放つ舞岡の目次選手=いずれも大和スタジアムで

 舞岡は同点で迎えた八回、目次優斗(めつぎゆうと)選手(3年)の適時打で勝ち越し、試合を決めた。

 足柄は三回、長谷川駿将(しゅんすけ)主将(同)の適時打などで4点を奪い同点とし、七回は竹内星七(せな)選手(2年)の2点適時打で再び追いついたが、後続を断たれた。

 舞岡の長野宏翔主将(3年)は「今までで一番みんなが声を出していた。良い形で終わることができた」と笑顔を見せた。

 足柄の長谷川主将も「最高のプレーができた。キャプテンとして誇らしかった」と涙をぬぐった。(丸山耀平)

◆足柄、みんなで考え参加決断

舞岡−足柄 7回表1死二、三塁、マウンド上で両手を挙げ、気持ちを一つにする足柄の選手たち

舞岡−足柄 7回表1死二、三塁、マウンド上で両手を挙げ、気持ちを一つにする足柄の選手たち

 「最後までこのメンバーで戦うことができた。この環境を用意してくださり、感謝しかない」。試合後、足柄の長谷川駿将主将(3年)は目に涙を浮かべた。

 トーナメントでなく、1試合だけの参加はチーム全員で考えた苦渋の決断だった。

 六月下旬、由比藤大介監督が呼び掛けた。「夏の大会が開かれることになった。参加するかどうか、みんなで決めてくれ」。3年生7人、2年生4人とマネジャー4人がオンラインで、話し始めた。

 3年間の集大成として、大会不参加は頭になかった。ただ、チームは卒業後、進学組と就職組に分かれる。模試、会社訪問、面接練習−。話し合ううちに、八月の予定が埋まっていることに気付いた。

 「トーナメントに出ても2回戦以降は誰かがいない状態になる。3年生は全員で戦わないと意味がない」。議論の中で最優先に考えたことは、チーム一丸。誰かが欠けた状態で戦う選択はできない。5時間のミーティングで、「全員で1勝を目指そう」。納得できる答えを見つけ出した。

 舞岡戦は何度もピンチが訪れた。選手たちは声を掛け合い、マウンド上では輪を作って気持ちを一つにした。ただ、「全員で1勝」の目標には一歩届かなかった。

 完投した大森一輝投手(同)は「野球では、最後まで追い込むことを学ぶことができた。これからの人生の糧にしたい」と涙をぬぐい、新たな道に全力で歩き出すことを誓った。(丸山耀平)

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August 05, 2020 at 04:42AM
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