三菱電機の20代の男性新入社員が今年8月に自殺し、兵庫県警三田署が、当時の教育主任だった上司の男性社員(30代)を刑法の自殺教唆の疑いで神戸地検に書類送検していたことが、捜査関係者への取材で明らかになった。送検は11月14日付。「『死ね』と言われた」などと訴える新入社員のメモが残っていたという。職場でのパワーハラスメントに同容疑を適用するのは異例。神戸地検が今後、起訴するかどうか慎重に判断するとみられる。
捜査関係者などによると、この新入社員は三菱電機生産技術センター(同県尼崎市)に配属され、今年8月下旬、同県三田市にある社員寮近くの公園で自ら命を絶った。現場からは、教育主任から「『死ね』と言われた」などと訴えるメモが見つかり、県警が9月以降、教育主任や同僚ら複数の社員から事情を聴いていた。実際に教育主任が「死ね」と言ったかどうかや、自殺との因果関係があるかなど、慎重に捜査している。
三菱電機広報部は、教育主任だった社員が書類送検された事実は認めたが、「捜査中のため、お答えできることはない」とした。その上で「亡くなられた方のご冥福を深くお祈り申し上げ、ご遺族には心からお悔やみ申し上げます」とコメントした。
三菱電機ではこれまでに、開発業務にあたるエンジニアの男性社員計5人(20~40代)が、長時間労働が原因とみられる精神疾患や脳疾患を発症し、うち2人が自殺、2014~17年にそれぞれ労災認定されている。
また、同県尼崎市にある同社のソフトウエア開発部署に配属された新入社員(当時25歳)が16年に自殺。上司や先輩社員からのパワハラやいじめが原因だったとして、遺族が17年に損害賠償を求めて東京地裁に提訴している。【韓光勲、安達恒太郎、大森顕浩】
2019-12-07 02:26:00Z
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