菅ちゃんは元気です! 先月、新型コロナウイルス陽性判定を受けた北海道コンサドーレ札幌FW菅大輝(22)が18日、札幌・宮の沢での全体練習後に取材に応じ、回復をアピールした。陽性判定を受けた10月29日以降、練習に参加せず、前日17日に復帰した。今季残り5試合、主力左サイドはチームのために力を尽くす。

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元気な菅がグラウンドに帰って来た。全体練習復帰2日目。11対11のミニゲームでは、主戦の左サイドを駆け抜けた。武器の豊富な運動量を見せ、「そんなに問題なく、昨日(17日)は全体練習に入れた。体力的には問題なかった」と、不安を拭い去った。

10月29日に新型コロナウイルスの陽性判定を受けた。感染対策をしていただけに「まさかかかると思っていなかった」。当初は無症状だったが、38度台の発熱や味覚と嗅覚がなくなる症状が出て、自宅で療養に努めた。PCR検査での陰性判定後は、10日にチームから離れて個別トレーニングを再開し全体練習復帰に備えた。現在は味覚や嗅覚も戻っている。

療養中、4試合を欠場した。その期間にチームは川崎Fを2-0で完封。強敵からクラブ初のJリーグ勝利をもぎ取る姿を、映像で見ることしかできなかった。「あのピッチに立ちたかった。自分が試合に出ていない期間で、そういう結果を残している。ちょっとしたプレッシャーや危機感があった」と明かす。

チームに貢献したい思いをさらに強める。菅の陽性判定後、クラブはクラブハウスの消毒作業や、直後のアウェーG大阪戦の前日練習を中止にするなど、対応に追われた。「チームに迷惑を掛けた」。21日清水戦(札幌ド)での5試合ぶり復帰を目指す菅は「自分の持ち味のアグレッシブなプレー、上下動、狙えればゴールも積極的に狙って、残り5試合で取り返していきたい」と誓った。【保坂果那】