フルスイングに迷いなし！中日・根尾2打席連続の三塁打 2年目の飛躍を誓うドラフト1位の先輩は5試合連続安打:ドラニュース:中日スポーツ(CHUNICHI Web) - 中日スポーツ

6回裏無死、根尾が右越え三塁打を放つ

◇16日　練習試合（北谷）●中日8ー13広島○

　中日の根尾昂内野手（19）が16日、沖縄・北谷で行われた広島との練習試合で、2打席連続の三塁打を放った。5回の守備から登場し、右へ左へ快音を連発。実戦では5試合連続安打となった。ルーキー石川昂弥（たかや）内野手（18）＝東邦高＝の評判が上昇する中、ドラフト1位の先輩は2年目の飛躍に向けて好感触。試合は中日が8―13で敗れた。

　持ち味のフルスイングに迷いがなくなってきた。「振らないと相手も怖がらない。しっかり振ることが自分のスタイルなので」。言い切る根尾の表情にも確かな自信がのぞく。途中出場からの長打2本。開幕1軍、さらに定位置奪取へ欠かせない打撃で結果を残した。

　5回の遊撃守備から登場し、6回無死の初打席だった。カウント2―2からの5球目。九里の低めフォークを右手一本ですくいあげる。風にも乗った打球は右翼手の頭上を越え、三塁打に。さらに8回1死一塁ではケムナの直球を捉え、今度は左翼越えの適時三塁打。本人は「風を頭に入れて打てたので良かったですね」と、さらりと振り返った。

　与田監督は「1本目はうまく拾った。良い形だった。2本目は逆方向にしっかり押し込めた強い打球だった」とコメント。対外試合で8日の阪神との練習試合（北谷）から5試合連続安打をマークしている背番号7の成長ぶりに目を細める。

　打撃では助けてくれた風だが、守備では苦しめられた。6回、風に流された飛球の目測を誤って“バンザイ”。さらに進塁阻止のための二塁送球が悪送球となってしまった。前日のロッテとの練習試合（北谷）は中堅で先発。日々奮闘する中で出たこの日のミスを「もっと風下に入ればよかった。あんなプレーをしていたら流れを悪くしてしまう」と猛省した。

　２年目になっても周囲の期待値は変わらない。１５日から２日間は名鉄観光が主催するツアーが組まれ、９人が参加。１６日に飛騨市長選だったため人数はそれほど伸びなかったが「根尾昂が見たい」と思う人なしにツアーは組まれない。さらに地元の岐阜県飛騨市では３月中旬に後援会が設立される予定だ。

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February 16, 2020 at 08:08PM
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