日本女子プロゴルフ協会は1日、「新型コロナウイルス感染症対策特別規定」の追加、改定を発表し、今季はリランキングを行わないと発表した。リランキングは、シーズン途中に獲得賞金額に準じて出場優先順位を再決定するもの。仮にシーズン前はシードを獲得していなくても、今季の獲得賞金が多ければシーズン後半などは出場権を得やすいシステムで、今季は2度予定していた。

国内女子ツアーは、3月の開幕戦から14戦連続で中止。規定は4月3日に制定、施行されたが、その後も中止が続き「リランキングまでに十分な競技数が確保できないため」として追加、改定が発表された。

また、当初の規定では指定練習日は「2日連続して37・5度以上の発熱」で試合出場が不可だったが、この日の発表で、1日でも37・5度以上の発熱があれば出場ができなくなった。しかも選手本人だけではなく、関係者も含む広範囲となった。他には、日本に渡航できない賞金シード選手の救済措置が盛り込まれた。