日本でもリンクスだ-。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は24日、今年の国内メジャー初戦・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯(9月10~13日、岡山・JFE瀬戸内海GC)の記者発表をオンラインで実施。小林浩美会長(57)原田香里大会実行委員長(53)岡本綾子コースセッティング担当(69)が出席した。

開催コースのJFE瀬戸内海GCは、全英オープン出場につながる男子ミズノオープン開催経験を持ち、瀬戸内海の埋め立て地にある。フェアウエーには場所によって大きなうねりがあり、グリーン形状も多様でアンジュレーションに富んでいる。

リンクス開催のAIG全英女子オープンで、前夜遅くまでテレビ解説を務めたコースセッティング担当の岡本は「かなりフラットなリンクスコース。タフだと思うし、今までにないトーナメントになるんじゃないか」と期待した。

コースは海でなく、大きな池に隣接、フェアウエーのラインを数ホール池寄りにするなどの工夫を凝らす。「風が吹けば、大体(風速)5メートルから7、8メートル。そうなるとクラブの番手を1から1・5、上げ下げしていくことが必要になる」と言い、コース攻略のポイントを「より精度の高いショットが打てるか。特にグリーンを狙うアイアン」とした。優勝スコアは「10アンダーから、天気が良ければ15アンダー」と予想した。

今大会も無観客開催になる。小林会長は「大変人気をいただいている女子ゴルフ。ギャラリーを入れるなら、どれぐらいならいいのか。国の方針は5000人までですが、感染者がまた増えている現状もあり、安全面などをあらゆる角度から考えたら、無観客にせざるを得ない」と説明。“有観客開催”の今後の見通しについても「柔軟に対応したい」と話すにとどまった。

大会の模様は4日間、テレビ朝日系列、スカイAで中継される。またインターネットによるライブ配信も予定している。