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残り3試合、勝ち点2差 逆転昇格へ総力結集 J2長崎 - 朝日新聞デジタル

 明治安田生命J2リーグは、残り3試合となった。V・ファーレン長崎はJ1昇格圏内の2位福岡を小差で追うが、選手たちは傷だらけだ。選手とスタッフの総力を結集し、逆転昇格に挑む。

     ◇

 福岡との勝ち点差は2。10月中旬には2位との勝ち点差は6まで開いていたが、手倉森誠監督が「攻勢」を掲げた11月以降、7勝2敗1分けと追い上げ、1試合で逆転できる数字に縮まった(勝ち点は勝利で3、引き分けで1)。

 ただ、チームは満身創痍(そうい)だ。攻撃の主力を担ってきた名倉巧(22)、沢田崇(29)の両選手が戦列を外れ、主力サイドバックの亀川諒史副主将(27)はまだ戻らない。今季ほとんどの試合に出場してきた中盤のダブルボランチ、秋野央樹主将(26)とカイオ・セザール選手(25)は、疲労の蓄積が危惧される。

 一方、明るい材料もある。一つは、手薄なサイドバックに起用した磯村亮太選手(29)の活躍だ。ボランチの選手だが、サイドバックとしてJ1の試合に出たことがある。手倉森監督は「昇格レースにどうすれば勝てる可能性を高められるか、スタッフで必死に考え抜いた」。フル出場した6日の山形戦では、攻守に気迫あふれるプレーを見せ、監督の評価を得た。

 もう一つは復帰したルアン選手(30)の好調さだ。7試合ぶりに出場した2日の京都戦では、相手キーパーがはじいたボールに機敏に反応して得点。山形戦では後半開始から出場するとピッチを軽快に動き回って攻撃のリズムをつくり、決勝点をアシストした。

 手倉森監督は、離脱中で回復がまだ十分ではない主力選手を、残り3試合で起用するタイミングをうかがっている。3年ぶりのJ1昇格の必要条件は、特定の1試合に勝つことではなく、残り3試合を終えて2位以上であること。選手の状態を見極める医療スタッフが監督の決断を助ける。

 ここ3試合で2得点と勢いに乗る富樫敬真選手(27)は6日、こう決意を表した。「けが人が出て、試合に出ていた選手が出なくなったり、ベンチに入ってなかった選手が急に出たりしている中、みんなが常に最善を尽くそうとしている。昇格するチームのひと駒として何かしら役に立ちたい」

 秋野主将は11日、「この状況を苦しんでいるとか、きついなとか思っている選手は誰もいないように感じる。今週の練習も雰囲気も良く、いきいきとできている。最大限の準備をするだけ」と話した。(中川壮)

     ◇

 V・ファーレン・手倉森監督「9月に(1勝もできずに)辛抱させられた時を乗り越えている。常に良い状態で進んできたわけじゃないところが、これからの戦いで我々の強みになる。他力本願はおおかたはその通り。その中でも勝ってみせる時に必要な力というのは自力。自力を出す方に集中してやれれば」=11日の囲み取材で

J2上位の順位表(11日現在)

順位 チーム 勝ち点 得失点差

 1 徳 島  80   34

 2 福 岡  75   17

 3 長 崎  73   23

 4 甲 府  64   12

 5 北九州  59   5

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December 12, 2020 at 07:30AM
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